「地域発イノベーションの育て方 – リソースから紡ぎ出す新規事業 」発刊にあたって

この度、NTT出版より初の単著となる「地域発イノベーションの育て方 – リソースから紡ぎ出す新規事業」を出版することとなりました。2011年ごろから前身となるブログを書きはじめ、2013年ごろから途上国向けのイノベーションをテーマに原稿を執筆してきました。その間に私もKMD(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科)から山口大学国際総合科学部へ移籍し、途上国から日本の地方におけるイノベーションへと関心が移っていき、大幅に内容改めたのち、いよいよ出版となりました。

出版にあたって、序章にあたる「イノベーションの源泉としてのリソース」をNTT出版さまの許可をいただいて、noteに公開しています。内容に関心を持っていただけるようであれば、ぜひご購入いただければ幸いです。

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まとめと今後の展開

前回は、ソーシャルイノベーションのための構造構成主義的プロダクトデザイン手法の実践の最終回として、Wanic ToolkitとWanicシリーズを用いたビジネスモデルについて説明しました。ビジネスモデルについて説明するにあたって、まず、Wanicシリーズの製品ラインナップ、途上国・先進国を含む事業戦略を説明したのち、初期の事業展開先である東ティモールにおけるWanicシリーズのポジショニング、技術伝達を中心とした事業展開、ならびに、ビジネスモデルの考察について説明しました。

今回は、第25回目の記事、つまり、本ブログの最終回となりました。そこで、前半では、各章のまとめを行い、後半では、構造構成主義的プロダクトデザイン手法、Wanic/Wanic Toolkitの今後の展開について述べたいと思います。

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実践 – ビジネスモデル

第19回よりソーシャルイノベーションのための構造構成主義的プロダクトデザイン手法の実践について紹介をしています。前回は、実践の第5回として、第1回現地テストの結果を受けてデザインした普及モデル(ver.1.0)、東ティモールにてWanic Toolkitを用いてWanicを作るヒト、および、飲むヒト向けに実施された第2回現地テスト、さらには第2回現地テストをもとに改良した普及モデル(ver.1.1)とその製造プロセスについて説明しました。

今回は、構造構成主義的プロダクトデザイン手法の実践の最終回として、Wanic ToolkitとWanicを用いたビジネスモデルについて説明します。ビジネスモデルについて説明するにあたり、まず、Wanicシリーズの製品ラインナップ、日本、途上国、先進国で構成される事業展開を説明したのち、初期の展開先として設定した東ティモールにおけるWanicのポジショニング、および、技術伝達を含む事業戦略を中心に説明します。

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実践 – プロトタイピングと現地テスト – 普及モデル

前回は、ソリューションモデル構築以後の「プロトタイピングと現地テスト」の前編として、ココナッツワイン”Wanic”と、Wanicを製造するためのツールキット”Wanic Toolkit”のコンセプトモデルについて、キットの概要、キットを用いたWanicの製造プロセス、ならびに、第1回現地テストとそこでのフィードバックを中心に説明しました。

今回は、「プロトタイピングと現地テスト」の後編として、第1回現地テストの結果を受けてリデザインされた普及モデル(ver.1.0)、第2回現地テスト、さらには第2回現地テストからのフィードバックをもと改良した普及モデル(ver.1.1)を説明します。

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実践 – プロトタイピングと現地テスト – コンセプトモデル

前回より、ソーシャルイノベーションのための構造構成主義的プロダクトデザイン手法の実践について紹介をしています。前回は、ラウテム県ロスパロス地区への第2回フィールドワークを題材に、「フィールドの概念抽出および現象マッピング」「ソリューションモデルの再構築」「プロジェクトの関心モデルの構築」のプロセスについて説明しました。

今回は、ソリューションモデル構築以後の「プロトタイピングと現地テスト」の前編として、コンセプトモデル、第1回ユーザテストについて説明します。

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